人力旅専門店 SOUTHERN WORKS

コラム

地蛸

テツの小部屋

2005年09月15日

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佐世保を経由して崎戸島へ。途中、大島の漁港で海産物を直売していた。イセエビ、アラカブ、サザエ、アジ、ワタニガニなどとても安い。カヤックでツーリングしてて漁港に上がらせて貰うことがたまにあるけど、意外にサカナを買おうと思っても店がないんですね。こういう港はありがたい。

崎戸島は僕が小学生の頃家族旅行で毎年来ていた島だ。廃坑の島。本土からフェリーで渡っていたが、現在は立派は橋が掛かっている。通行料金¥700。メチャ高いが来月から¥300になる、と地元の方が言っていた。

記憶の中では廃墟になった炭鉱住宅が印象的だったが、現在は一部を残して殆どが解体され、広い芝生の公園などになっている。以前の面影はもうあまり存在しない。元からの過疎な地域と較べ、炭鉱などで一時期過度に栄えた後、寂れた街というのは、よりウスラ寂しいものだ。僕の生れた大牟田もそうですね。

崎戸島をカヤックで一周。海は素晴らしく美しい。繁栄と没落を繰り返す人間社会とあまりにも違い、昔からの変わらない姿を見せる海。
群をなして泳ぐ青い小魚、水面からロケットのように飛び出してくるサヨリなど、生命力に満ち溢れている。
途中、島の外洋側は潮目が出来てウェーブのラインが発生していて面白かった。立ち寄った磯で遊んでいると地蛸がスィ~っと泳いでいたので、反射的にパドルでブッ叩き、捕獲。その後ももう一匹出てきたのを岩陰に追い詰め手づかみ。吸盤でグニャグニャくっついてくる。冷静に見てるとキモチワルイしイタイので即岩に叩きつけて気絶させ、捕獲。そのへんの磯で捕まえた地蛸の旨さと言ったらもぅぅぅ~~~!!!
ヤッタぜ。
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