人力旅専門店 SOUTHERN WORKS

コラム

バイクがブームらしい・・・。

テツの小部屋

2006年12月04日

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最近は自転車ブームらしい。

ただ、この場合の自転車とは、タイヤの細いロードバイク、クロスバイク、折りたたみ小径車などの事ですね。サザンワークスはそういう世の流れとはあんまし関係ないみたい。一時のMTBブームは去り、一部の自転車屋さんはホっとしている、なんて話も聞きます。なぜならMTBは「手間がかかる」から。モノだけみても前後のサスペンションにディスクブレーキ。メーカーも色々あるしそれらの消耗パーツをストックするのも大変。

そしてなによりソフトが無いと売れない。景気のいい時代はそれでも売れていたみたいですが。ゴツいMTB買っても、どこで乗れるの?だれか連れて行ってくれるの?クラブチームはあっても敷居が高い・・・。その敷居を乗り越える労力を費やしてまで山で乗らなくても通勤で充分・・・。

オンロード自転車は、家を一歩出ればフィールドですからね~。とりあえずは1人でも始められますね。オフロード自転車はちょっと難しいかなー。勿論オンロード自転車も良いソフトがあればもっともっと楽しくなるのは言うまでもありません。

要するに1人で始めるのはちょっと難しいのがこのオフロード自転車の特徴です。つまりは仲間、教えてくれる人が必要。そのためには知らないだれかとコミニケーションが必要。エネルギーが要りますね。特に最近のコミニケーション下手な若者たちがこのスポーツから遠ざかっていくのも当然な気がします。
カヤックと同じです。カヤックは買う時にまず、教えてもらう事が前提だと思います(初心者の場合)。MTBだととりあえずギアが先行してしまうのは水上のスポーツと陸上のスポーツの違いでしょうか。ギアの値段はどちらも大して変わらない。ランニングコストも。どちらも体験してみて買うべき商品です。インターネット販売も盛んですが、買ってみればこれほどアナログな部分が必要な遊びも少ないことに気付くはずです。

最近ではマトモなMTB(山を走れる)を自転車屋さんで見かける事も少ないらしいですね。ひと昔前はどこでも買えたのに。誤解を恐れず言えば、そもそもそれだけソフトが必要なギアを、「普通の」自転車店で売っていた事が間違いだったと思います。もちろん地道に、直接利益に繋がらないような活動をしつつMTBの販売を続けておられるショップもあります。それを考えると、残るショップは残り、ユーザーにとって判り易く健全な環境が出来つつあるのかもしれません。

MTBは手間がかかる。その「手間」が自分の仕事であると思っています。
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