最近はアルバムの「リマスター」版って多いですね。
最近リマスターを買い直したのはこれ。THE BANDの「MUSIC FROM BIG PINK」です。だってボーナストラックが8曲も入っとるんやもん~。同バンドのファーストアルバムです。ボブ・ディランとも関係の深いこのバンドですが、ディランが書いた「I Shall Be Released」やはり一番心に響きます。
たしかに音がイイ。俺でも判る。ウチのショボイオーディオ環境でも判る。
ヘタクソながら長年楽器の演奏やレコーディングはしてきましたが、この「リマスター」ってどうやるんでしょ?詳しい方教えて下さい。そしてこういうのはひょっとして邪道なのでしょうか!?本来の音質が蘇るのであればイイ事ですよね。ツェッペリンのリマスターなんか明らかにオリジナルより迫力が出てますもんね。
んで、リマスター絡みで思い出した事。
先日飛行機に乗る前に空港の書店で文庫本を買いました(私は活字無しでは乗り物に乗れないの)。時間が無く慌てていましたが、割りと好きで読んでいる作家の新刊エッセイだったからです。で、読み始めると「ン?」読んだ事ある。そうです。以前に刊行された文庫本のタイトル(!)・装丁を変えて別の出版社が出していたのです。加筆・訂正があるとは書いてありません。正直ムカつきませんか?こういうの。いくら「オトナの事情」があるとは言え、自分で書いてタイトルまでつけた作品を読者をダマすような売り方をするなんて。明らかに今回の私のような「うっかり購入」を狙っているとしか思えません。
自分の作品に思い入れはないのでしょうか。
無駄になった何百円かよりも、その作家が好きだった故に残念な気持ちになりました。もう2度とこのプライドを失った作家の著作は読む事はないでしょう。
レコードのリマスターとは関係ない話ですが、怒り話ですいません。その怒りをぶつける場がないので思わずキーボードにぶつけてしまいました!
んで、気をとりなおしてレコードをもう一枚。
先日の沖縄ツアーで、テラワークスの諸喜田氏からプレゼントしていただきました!70年代沖縄の伝説的ハードロックバンド、「紫」の45シングル版<FREE>です。ジャケットもシブい。ポール・ロジャースのFREEと間違えそ・・・。
裏ジャケもシブい。シブすぎる。
すべての楽器の音が生々しく、なんちゅうかもう、ハードロックそのもの!としか言いようがありません。あ、この場合のハードロックというのは最近のヘビーメタルなどと言われるものとは別モノですので。なんでこういう音が現代のテクノロジーでは出せんのかなー。売れんからかなー。なんちゅうかこう、汗のニオイがするっちゅうか、中音域がブアー!っと爆発しているっちゅうか・・・。
なんちゅうか星人になってしまったテツ松本でした!