エマージェンシー時だけでなく、カヤックから釣りをするときや、長い海峡横断での休憩時に便利なのがシーアンカーです。パラシュート状に海中で開き、バウを風上方向にキープしてカヤックを安定させてくれます。
写真はFeathercraft社のシーアンカーです。とてもコンパクトなので、バウラインにセットしたあと、畳んだ状態でデッキバックなどに入れておけます。
現在商品として流通しているのは同社のものしかないようですね。自作で工夫されている方もいらっしゃるようです。
緊急的にこういうモノを使う状況には勿論なりたくないものですが、強風下に漂流なんて事になった場合は、このシーアンカーとシーウィング
https://www.southernworks.com/diary/view.php?no=863があれば、かなり「なんとかなる率」が向上すると思われます。
写真は「ドリフト・ストッパー」という商品名で売られていたシーアンカーです。現在はもう販売されていないようですね。ある方から譲っていただきました。カヤック暦の長い方はご存知だと思います。ジョン・ダウドの著書で紹介されているのも確かこのタイプですね。
これをバウに付けておけば、アンカーを流してその後回収する時もラインを引けば「しゅるしゅる」と簡単にケースに収まる、というのが売りのはずです。まだ実際に使用していないので今度試してみます。
それにしても、「昔はあったよな~」という良い道具がカヤック関係に限らずどんどん消えていっているように感じるのですが、みなさんそんなこと無いですか?