先週はフェザークラフトミーティングでした。今年は慶良間で開催されました。珊瑚の海と白い砂浜、点々と浮かぶ島々、やはりここで漕ぎたくなるのは当たり前です。
フェザークラフト社オーナー、ダグラス・シンプソン、沖縄カヤックセンター仲村親子、グランストリーム大瀬志郎、堀田貴之氏をホストに、全国からユーザーの方たちにお集まり頂きました。
シーカヤック業界に身を置くようになってもうすぐ20年ほどになりますが、これまで様々な変化がありました。
一番変わったのはハードの供給体制ではないでしょうか。ほとんどの専門店は潰れました。輸入元もどんどん撤退しました。そんな中当時から安定して供給され、クオリティを保つどころか進化の勢いを緩めないフェザークラフトは数少ないブランドだなと改めて思いました。
このイベントなどはそのことを端的に表しています。メーカー、販売店、ユーザーが同じ場所で、価値観を共有できるのは素晴らしい事です。特にユーザーさんの意識の高さ、一人前具合?などはダグラス・シンプソンが造り出すカヤックがもたらす最大の美点だと思います。
ニューモデル・ヘロンに乗るダグ。デザインに2年以上をかけ、特にその名前の由来にもあるバウのシェイプは何度もやり直し、現在もそのベンド加工は自身で行っているそうです。曰く「最も造りたかったカヤック」。
会場を座間味から無人島の安室島へ移してキャンプ。夜はフェザークラフト社の歴史などを語ってくれました。とにかく、function(機能)はbeauty(美)に繋がると何度も繰り返し語っていたのが印象的でした。
他の出し物(講座?)は山田真氏の「コンデジでのカヤック写真のコツ」パミール氏の「カヤックエルボーへのテーピング講座」、テツ松本の「苦節20年のパッキング講座」、堀田さん&サーク久我氏の「トロピカルテレマーク対談」、仲村さんの「インディジョーンズの島探検」など、無人島イベントながら盛たくさんでした。
ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。またどこかの海でご一緒できる日を楽しみにしています。