人力旅専門店 SOUTHERN WORKS

コラム

廃材

テツの小部屋店舗作り

2013年03月16日

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 自宅のウッドデッキを解体しました。次の店舗の床材にするためですが、所々腐っているのです。こういう場合新しい木を使うか、それともネットで探れば何か方法があるのでしょうが、それも面倒くさい。クルマのボディーと一緒やろ!という事で腐った部分を削り落として再利用することにしました。最初は厳しく「これは使える」「使えん」と選択していましたが、程なくその基準は緩和され「合格!」「現状維持!」になり使えない材は一本のみとなりました。こういうものは新しいより古いものが格好良いのは言うまでもありませんが、私の場合なによりタダなのが嬉しい。10年使った木をリユース。自分のあまりのエコ野郎具合に軽い眩暈を感じながら黙々と作業しました。
 ちょっと前までタダ同然だった使い古しの足場板も、「なんかいいよねヤバいよね」という事になり最近はそれ専門の業者がいてバカ高い値段で取引されているそうです。ああいうものは「タダでもらった!」という所に大きな価値があると思いますがまあお金がある人は使えばよろしい。
 女の子の好きな雑貨系の家具(最近は男もか)にはやたらペンキを塗り重ねてペーパーで削り「シャビー!」などと言うようですがなんやそのシャビーって。いつから使いよるんその言葉。新しいものを古っぽく見せかけることをエイジングなどとと言いますが、私は古いのは好きですがあまり好みません。まあ、キャップやジーンズ、皮ジャンにスニーカー、男の雑誌でもそういうオカマインチキテクが盛んに書いてあるので女性ばかりをバカにはできませんね。ちょっと前までは新しいものが良しとされていたのがほんの少しの間に流行とは変わるものです。
 なんでも必然が大事であります。でなければ真新しいものよりも格好悪い。大体普通に使っとったら普通に古くなるのになあ。最近はキャップを買うのにもツバのところを最初からゲジゲジにしてないの探すのが大変になってきました。古いのも良いですが、真新しいものを身に纏い、「艶!」(博多弁でちょっと冷やかしのニュアンスが入る褒め言葉。「艶つけとう~」などという)と人から言われる男になりたいものです。福岡は桜が咲きはじめました。
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