このクロンダイクはスキンが電磁溶着になる以前の、縫製で作られたものです。この時代は一日乗っていると船内にタポタポに水が溜まるのは当たり前でした。完全防水のスキンになり、シーソックをはぐって「あっ濡れてる!」とか言う現代のフェザークラフトは夢のような時代でした。しかしかなり状態が良いこのクロンダイクを更に快適に乗るために縫い目をアクアシールで目止めします。注射器みたいな器具で縫い目をなぞる方法もあるのですが、手がブレるとマズいのです。島美人(芋焼酎)を飲まないと手が震える私は(あの、冗談です)しかっりマスキングしてヘラで塗りこみます。こんなデッキのカヤックあったらダサいですね。
こういう作業は暖かい季節が良いのですが。寒い艇庫から仮設オフィス横に移動して、さあ塗るぞ・・・。