またしてもにぎやかに出会いの多かった手打浜を出発し、下甑の西側を目指しました。
南東から微風が吹き風の力で進みました。
ベタ凪でも、名も無い岬の先端では潮が複雑に入り組んで、海面を沸き立たせていました。
圧倒的な風景と、ダイレクトに感じる黒潮と風のパワー。これ程に自然との一体感を感じたことは初めてでした。
入り江に少し入り込むと、沢を発見。お風呂タイムです。
今日一日で急速に満たされた我々は、まだ日程には余裕があったのですがここ片野浦でこの旅を終える事にしました。
なんかあくせく進む気分でなく、この素晴らしい入り江でじんわりと旅の終わりを感じたかったのです。
最後はパドリングせず、海からの微風に押されて「すぅ~~~っ」と港へ入りました。
どこでも旅を終わる事ができる自由。これもかなり重要な事だと思いました。